年齢を重ねていくとだんだんと痩せにくい体になっていきます。
若い時と同じ食事、同じ行動をしているのにどうして今になってどんどん贅肉がついていくのかしら？と思う方も多いのですが、若い時よりも新陳代謝が低下しているため、脂肪燃焼効率が悪いのです。
また腰痛や肩こり、便秘など、体に色々な支障が出てくるのもこのアンチエイジング世代の特徴です。
こうした体の悩みはエクササイズで解消していきましょう。

エクササイズの前に！！代謝をしっかりアップさせる呼吸法を覚えることが大切です。
大きく深呼吸してみてください。
その時、型が大きく動くようなら間違った呼吸法、型呼吸です。
新陳代謝をぐっと向上させるための呼吸は、腹式呼吸です。
肩をリラックスさせた状態でお腹に意識を集中し、息を吸い込むのと同時にお腹をぐっとふくらませます。
息を吐くときにもお腹に意識を集中させ、吐きながらお腹を引っ込ませます。
この時、息を吸い込むときは鼻から、吐き出すときは口からため息をつくようにゆっくり息を吐き出すのがコツです。

この呼吸を行っていると中には手足がしびれたとか、くらくらするという方も出てきますが、これは今まで酸素が行き届いていない部分に酸素が届くことで細胞が活性化し始めたことから起こる症状です。
普段こうした呼吸に慣れていない方は、この呼吸だけでもよい運動になる事もありますので、この呼吸法をしっかりマスターしてからエクササイズに取り組みましょう。

腰痛がある方のエクササイズとしては、立ったまま足を平行に肩幅の広さに開き、体の左右に自然と下ろしている手をそのまま方のラインまで持ってきて、息を吸いながら膝を曲げていきます。
かかとに重心を傾けて膝を下したときつま先よりも前に出ないように下ろします。
重心は後ろへ、かかとを意識して行うと効果的です。
この体制で最初は10秒、慣れてきたら20秒ほど停止し、ゆっくり息を吐きながら戻していきます。

腰の痛みが激しい時には無理なエクササイズですが、腰の筋肉、足の筋肉、腹筋などを鍛えるエクササイズとなりますので、アンチエイジング世代には理想的な運動です。
こうしたアンチエイジングに効果的なエクササイズを行う事で、筋肉に酸素や血液が廻り、代謝しやすくなっていますのでその後、ウォーキングなどを行うと筋力アップ、ダイエットにも効果的です。