アンチエイジング世代、つまり老化が目に見えてくる世代になると、体をしっかり動かす機会が少なくなります。
でも、新陳代謝の低下が著しい年代なので適度に体を動かすことが美容にとっても健康にとっても、重要な事となります。
激しい運動や難しい運動は必要ありません。
例えばお仕事をされている方は一駅前で降りて会社まで歩く時間を作るとか、休憩時間にちょっとお散歩に出るという事でもいいのです。
特に体全体を利用できる有酸素運動、ウォーキングはアンチエイジングにお勧めの運動です。

新陳代謝が低下すると血液の流れが悪くなるため、体に様々な症状を引き起こします。
冷え性や便秘、また肌にとって必要な酸素や栄養素が十分届かないことで、肌のターンオーバーにも影響してきます。
ウォーキングで足の筋肉を十分に利用することは血液の流れを促進する運動となるのです。

血液は心臓によって全身に送られているのですから、ウォーキングがなぜ血流を促すことになるのかというと、足の筋肉、特にふくらはぎの筋肉をしっかり動かすことで血液を送り出すポンプ役になるからです。
血液、リンパ液がウォーキングによってしっかり送り出されることで心臓への負担も少なくなります。

また歩くときには腕を意識し、大きく振って歩くとさらに効果的です。
腕をふれば自然に体がひねられるのでウエストのシェイプアップにもなるのです。
女性の場合、制服を着ているとなかなか大きな動作が出来ませんが、継続して一定の距離を歩くことで筋力が付き体力の低下を防ぐことができます。

毎日ウォーキングが無理という方は、3日に1度でも、休日でもいいので、まず10分から15分程度ゆっくり歩くという事から始めましょう。
このくらいの距離から始めた方が長続きしますし、毎日行わなくてはならないと思うと「頭がつかれてしまう」ので、ストレスをためない程度に行う事も大切です。
酸素をたくさん体内に取り込みながらの運動は、肌にも臓器にも効果的な運動となります。
トレーニングジムに行く必要も、特殊な運動を行う必要もなく、日々の生活の中に取り入れることができる運動がアンチエイジング世代には理想的でしょう。