アンチエイジングなメイク法
皮膚の老化は、たるむことと薄くなることが特徴です。
顔に関して見てみますと、一般な話ですが、20代では、目鼻立ちがはっきりしていて立体感のある顔立ちです。
これが、30代になりますと目尻や唇の端などが少し下がり気味になってきて、顔自体もふっくらとしてきます。
40代になりますと、目尻や唇などがさらにたるんできて、顎のラインも下がり気味になり、全体的に立体感が失われてきます。
50代、60代では、さらに皮膚がたるむことから平板的な顔になり、唇などは20代の頃に比べてかなり薄くなります。
また、当然ですが、加齢によるシワやシミなども加わってきます。
もうひとつ加えておきますと、歳とともに顔の各部位が全体的に下がってくるような印象を受けることや、各部位のまとまりもなくなってきます。
アンチエイジングという側面で顔を見てみますと、目と口と顎がポイントになります。
上記のように目尻や口の端、顎のたるみから顔の老化は始まりますので、この三部位を重点的にメイクすることで、(歳よりは)若々しい顔にすることができます。
目元のメイクでは、下がり気味の目尻を矯正するためにアイラインを上向きに入れたり、目の上下にハイライトを塗ったりして立体感を出すことでアンチエイジング効果が期待できます。
唇のメイクでは、外側には輪郭がはっきりするように、また、口の端が上がって見えるように濃い目の口紅を塗り、内側には明るい色で変化をつけます。
顎のラインは、パウダーやチークを使って輪郭がはっきりと見えるようにします。
年代別では、30代くらいですと目元あたりだけの矯正ですみますが、40代くらいからは唇や顎の線などまではきっちりと行うようになるでしょう。
50代、60代では、歳相応のメイクとなりますが、個人差が大きくなりますので個性を大切にしたメイクをすることでしょう。
アンチエイジングは若い時から対策をしている人とそうでない人では、40代、50代、60代と歳をとった時に大きな違いとなって現れてきます。
若い時からの日頃の肌の手入れがものをいうようです。